私が開院した理由
私が初めて巻き爪だ・・・と自覚したのは小学生の頃です。
何度か悪化したときにだけ病院にも行きましたが
爪を根元から抜かれたり
メスで切開して膿を出したり
麻酔の注射がすごく痛かったり
したのでできるだけ病院に行きたくなくなってしまいました。
痛くなった時は
自分で爪を深く切ってみたり
お風呂上がりに爪を持ち上げてみたり
コットンを挟んでみたり
何となく、しのいで過ごしていました。
ヒールやストッキングを履くようになったころには途中で我慢ができないほど痛みがひどく、真冬に靴屋に駆け込みビーチサンダルを奥から出して貰って履いて帰ったこともしばしばありました。
その頃から「巻き爪矯正」を色々試すようになりました。
まずは爪を伸ばして伸びた部分に穴を空けてワイヤーを通すという巻き爪矯正法でした。
これは私には
「まず爪を伸ばす」
ことがすごく辛かったです。
いつも爪が伸びると痛みを感じていた私には爪を伸ばす事自体が苦痛でした。
しかし、爪を伸ばさないことには治療もできませんでしたから一生懸命痛い思いをして爪を伸ばし、病院へ行きワイヤーを通して貰いましたが爪が割れてしまい一瞬で終わってしまいました。
その次にインターネットで知った爪に自分で器具をつけて巻き爪を治すという巻き爪矯正グッズに手を出しました。
広告がなんとなく効きそうな気がしましたし、簡単に感じました。
自分の爪にあの小さな器具をつけるのも大変でしたが痛みを感じないときもありましたが矯正された感じは全くなく
爪が平らになる・・・・と言うことはなく続けられませんでした。
またVHO法という爪の両脇にワイヤーを引っかけねじ上げる巻き爪矯正も試しました。
ホームページに「痛くない」と書いてあったので帰りに遊びに行き約束までしていました。
・・・・もう、痛くて、痛くて・・・・。
待ち合わせ場所に這って行く思いだったこと今でも忘れません。
巻き爪矯正ですから何度か繰り返し受けなければいけないのですが
とても次に行ける勇気はなく続けることができませんでした。
そして2009年、B/S SPANGEに出会いました。
今まで靴を買うときにも見た目よりも
「痛くないだろうか?」が購入のポイントでしたが
もう好きなデザインで靴を買うことも出来ます。
長距離の買い物でも旅行でも楽しむことがでるようになりました。
家族も友人もみんなが私の爪を見て喜んでくれました。
それと同時に
「私のように巻き爪で苦しんでいる人を助けたい」
「私のように遠回りしている人にこんなにいいものがあるよと伝えたい」
と思うようになりました。
当時私は練馬駅の北口にある弁天通り接骨院に勤めていました。
そこで6年間「巻き爪治療担当」として多くの患者様を診させて頂き
平成28年より練馬駅南口に「東京練馬巻き爪センター」を開院することになりました。
「自分が巻き爪だったからこそわかる」
は私にとってずっと基本にあるものです。
これからもそれを柱に東京練馬巻き爪センターを育てていきたいと思います。
